試合終盤に投入されるスーパーサブ。
負けている試合や、同点の場面など、どうしても得点がほしいときに重宝される役割です。
わずか数十分で結果を求められる酷な役割ですが、Jリーグには数多くのスーパーサブがいました。
今回はそんな仕事師・スーパーサブを紹介します。
ベンゲルも認めた元祖スーパーサブ!森山泰行
あのアーセンベンゲル監督も認めた仕事師です。
森山選手がグランパスで挙げた63得点のうち、3分の1のゴールが途中出場から生まれたもの。
1995年にはたった8分でハットトリックを達成するなど、短時間で勝負を決めるFWとして名を馳せました。
アップを始めるだけでスタンドがざわつくほど期待感のある選手でした。
森山選手と言えば、一瞬のスピードと圧倒的な決定力。どんな苦しい体勢からでもゴールを狙う姿は、まさに「ハンター」そのものでした。
鹿島が生んだスーパーサブ!眞中靖夫
当時の鹿島はアルシンド選手、黒崎久志選手、長谷川祥之などトップクラスのFWが数多くいました。
何か秀でたものがないと厳しいと感じた眞中選手はゴール前で身体を投げうってシュートを決めるスタイルを確立します。
決定力も高かったため、スーパーサブとしての地位を築き、途中出場から決定的な仕事をするようになりました。
セレッソ大阪時代にはたった3分間でハットトリックを決めるというJリーグ記録を持っています。
難波のゴールゲッター!播戸竜二
闘志を前面に出して、貪欲にゴールを奪いに行くプレースタイルは数々のゴールを生みました。
播戸選手が途中出場から決めたゴールはJリーグ史上1位の27ゴールに及びます。
日本代表でもプレーした播戸選手ですが、現在は解説者や俳優としても活躍しています!
快速ドリブルで勝負を決める!川口信男
ジュビロ磐田黄金期を支えたスーパーサブといえば川口信男選手です。
川口選手といえば、なんといってもその快速!名手・名波浩のスルーパスに快速で追いついてクロスを上げるシーンは何度見てもワクワクしました。
得点数はさほど多くはなかったのですが、試合の流れを変えるスーパーサブといえばこの川口選手が有名でしたね。
褐色の弾丸!ファビーニョ
1998年から3年間、清水エスパルスに在籍したブラジル人FWファビーニョ選手。
その風貌からついたニックネームは褐色の弾丸。
身長167センチと小柄ながら、スピードのあるドリブルと強烈なシュートを武器に黄金期の清水エスパルスを支えました。
エスパルスで挙げたゴールはリーグ戦56試合で11ゴールと、決して多くはありませんが印象に残るゴールも多く、試合を決めたゴールも多かったです。