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1993年5月15日、Jリーグ開幕試合はヴェルディ川崎対横浜マリノスのカードでした。
Jリーグ第1号ゴールを決めるのは、三浦カズか?ラモスか?それともアルゼンチン代表のディアスか?と騒がれましたが、決めたのはヴェルディに所属するオランダ人MFヘニー・マイヤーでした。
マイヤーが左サイドから切り返して、勢いよくゴールネットに突き刺さしたこのシーンは何度も繰り返しテレビで放送されています。
このゴールを皮切りに、Jリーグでは数々のメモリアルゴールが誕生しました。
今回は、そんな記念すべきメモリアルゴールを決めた選手たちを紹介していきます。
右足での強烈なシュートが生んだ1000ゴール目 メディナベージョ
1994年に記念すべきJリーグ1000ゴール目をマークしたのが横浜マリノスのメディナベージョ選手。
現役アルゼンチン代表の点取り屋であり、その爆発的な得点力からついたニックネームは「ラボンバ」(爆撃機)でした。
どんな体制からもゴールマウスを狙ってくるスタイルはまさに脅威であり、マリノスの得点源として活躍しました。
Jリーグでは通算70試合に出場し36得点をマーク。2試合で1点以上決めている計算になります。
現在は母国アルゼンチンで指導者として活躍中です。
5000ゴール目を決めたのは無名の外国人選手 バウデシー・バジーリオ・ダ・シウバ
1998年9月23日のコンサドーレ札幌戦で節目となる5000ゴール目を決めたのは柏レイソルのバジーリオ選手。
ブラジル人特有のテクニックのある選手で、ボールを持った時の動きはピカイチでした。
レイソルではリーグ戦27試合で6ゴールを決めたものの1年で退団。
その後はブラジル国内のクラブを渡り歩き、2006年には東京ヴェルディに入団し、18試合で7ゴールを決めています。
10000ゴール目を決めたのは大卒新人の初ゴールだった 前田雅文
同年の第7節FC東京戦でデビューすると、第10節名古屋グランパス戦では嬉しいJリーグ初ゴールを決めました。
このゴールがなんとJリーグ通算10000ゴール目だったため、メディアは大騒ぎしました。
この記念すべき10000ゴール目はニュースでも大きく取り上げられ、前田選手は一躍時の人となりました。
その後はヴァンフォーレ甲府、大分トリニータでプレーし、2011年に現役を引退しています。
右サイドバックが決めた15000ゴール目 辻尾真二
2011年第12節の大宮アルディージャ戦でプロ初ゴールを決めた清水エスパルスのDF辻尾真二。
このプロ初ゴールがJリーグ通算15000ゴール目に認定されたため、エスパルスでは、辻尾選手のメモリアルゴールを記念して、Tシャツやタオルなどのグッズを販売しました。
辻尾真二選手は、大学時代までFWの選手だったということで積極的な攻撃参加が魅力の選手でした。
小さな巨人が決めた大きなゴール 金子翔太
身長163センチ58キロという小柄な体格ながら、スピードに乗った突破と強力なシュートを武器に活躍している金子翔太選手。
2014年に清水エスパルスに入団し、少しずつ出場機会を増やしていくと、2017年4月21日、第8節川崎フロンターレ戦でJリーグ20000ゴール目をマークしました。
前半14分、右サイドからのクロスを左足で押し込んだこのゴールがメモリアルゴールになるなんて本人も驚いたことでしょう。
もちろん、清水エスパルスは金子選手の20000ゴール記念グッズを販売しています笑
狙って決めることのできないメモリアルゴール。
Jリーグが続く限り、この記念ゴールは今後も語り継がれていくでしょう。