小結 闘牙はどんな力士だった?生い立ち、取り口、実績を振り返る haritenosuke 2026年10月2日 / 2026年10月2日 闘牙は、189cm、165kgという恵まれた体格を生かした突き・押しを武器に、小結まで昇進した力士だった。 長いもみあげがトレードマークで、「もみあげの闘牙」としても親しまれた。出世までには時間がかかったが、幕下優勝をきっかけに十両へ昇進すると、その後は幕内に定着。2003年には念願の三役入りを果たした。 Contents1. 闘牙のプロフィール2. 闘牙の生い立ち3. 闘牙の取り口4. 幕下での苦労から十両へ5. 幕内から小結へ6. 闘牙の実績7. 闘牙はどんな力士だった? 闘牙のプロフィール 項目 内容 名前 闘牙進 本名 玉城順 生年月日 1974年7月4日 出身地 千葉県市川市 身長 189cm 体重 165kg 得意技 突き・押し 所属部屋 高砂部屋 初土俵 1991年1月場所 新十両 1997年7月場所 新入幕 1998年5月場所 新三役 2003年9月場所 最高位 小結 引退 2006年5月場所 闘牙の生い立ち 闘牙は1974年7月4日、千葉県市川市に生まれた。 父親は高砂部屋に所属していた元力士で、幼い頃から相撲に近い環境で育った。また、父が開いていた道場で柔道にも取り組んでいた。 高校では柔道の道へ進んだものの、腰を痛めたことで競技を続けることが難しくなった。 その後、高砂部屋から勧誘を受けることになる。 当初は腰の持病を理由に入門を断っていたが、左膝に大きなケガを抱えながらも土俵に立ち続けていた小錦の姿を知り、入門を決意したという。 そして1991年1月場所、16歳で初土俵を踏んだ。 闘牙の取り口 闘牙の武器は、189cm、165kgという大きな体を生かした突き・押しだった。 立ち合いから力強く当たり、相手を土俵の外へ押し出す。 勝ち星の決まり手を見ると、叩き込み、押し出し、引き落としなどが多く、前へ出るだけではなく、相手の圧力を利用して落とす相撲も見せていた。 長いもみあげも闘牙の特徴だった。 土俵上で大きな体を揺らしながら前へ出ていく姿と、その独特の風貌から、「もみあげの闘牙」という愛称でも親しまれた。 幕下での苦労から十両へ 闘牙は、初土俵からすぐに出世した力士ではなかった。 三段目で苦労する時期もあり、番付が思うように上がらない時期を経験している。 それでも1994年3月場所では三段目で7戦全勝し、初めて優勝を経験した。 その後も幕下で力をつけ、1997年5月場所では6勝1敗で優勝決定戦へ進出。7人による決定戦を勝ち抜き、幕下優勝を果たした。 そして翌7月場所、ついに新十両へ昇進した。 初土俵から約6年半。 決して早い出世ではなかった。 だからこそ、この十両昇進には闘牙の長い下積みが詰まっていた。 幕内から小結へ 1998年5月場所で新入幕。 そこから幕内に定着し、2003年9月場所には念願の新三役となる小結へ昇進した。 最高位は小結。 幕内在位は38場所で、幕内通算249勝303敗18休を記録している。 大関や横綱が並ぶ上位陣の中で、闘牙も大きな体をぶつけて勝負を挑み続けた。 闘牙の実績 闘牙の主な実績は以下の通り。 最高位:小結 幕内在位:38場所 十両優勝:1回 幕下優勝:1回 三段目優勝:1回 通算成績:511勝518敗31休 幕内成績:249勝303敗18休 三役在位は1場所だったが、幕内で38場所を戦い続けたことは大きな実績だった。 2006年5月場所を最後に現役を引退した。 闘牙はどんな力士だった? 闘牙は、決して順風満帆な出世をした力士ではなかった。 三段目で足踏みし、幕下でも時間をかけた。 それでも相撲を辞めず、少しずつ番付を上げていった。 そして初土俵から12年余りを経て、ついに小結までたどり着いた。 大相撲では、横綱のように華々しい記録を残す力士ばかりが記憶されるわけではない。 長い下積みを耐え、何度も土俵に立ち、少しずつ自分の場所をつかんでいく力士もいる。 闘牙は、そんな力士の一人だった。 16歳で踏み出した土俵への一歩は、15年あまりの現役生活を経て、小結という場所まで続いていった。 振り返れば、その道のりこそが闘牙の相撲人生だった。 大きな体で相手にぶつかり、前へ出る。 そして負ければ、また次の場所へ向かう。 派手な優勝記録以上に、最後まで土俵に立ち続けた時間が心に残る。 それが闘牙という力士だった。