舞の海は、小さな体を武器に変えて、大型力士たちに立ち向かった力士だった。

身長171cmと決して恵まれた体格ではなかったが、相手の懐に飛び込む速さと、豊富な技を駆使して番付を上げていった。

内掛けや下手投げなど多彩な技を持ち、ときには「猫だまし」など意表を突く相撲も見せた。その相撲は「技のデパート」と呼ばれ、多くのファンを楽しませた。

最高位は小結。横綱には届かなかったものの、体格に恵まれなくても、知恵と技術で勝負できることを土俵で証明した力士だった。

舞の海のプロフィール

項目 内容
名前 舞の海秀平
本名 長尾秀平
生年月日 1968年2月17日
出身地 青森県
身長 171cm
体重 96.5kg
得意技 左四つ・下手投げ
所属部屋 出羽海部屋
初土俵 1990年5月場所
最高位 小結
引退 1999年11月場所

舞の海の生い立ち

舞の海は1968年2月17日、青森県で生まれた。

日本大学では相撲部で活躍し、卒業後は高校教師になる道もあったが、大相撲入りを決意した。

しかし身長が新弟子検査の基準に届かなかったため、一度は不合格となる。

その後、頭部にシリコンを入れる手術を受け、再び新弟子検査に挑戦して合格。

1990年5月場所で初土俵を踏んだ。日本相撲協会の公式プロフィールでは、最高位小結、引退場所は1999年11月場所となっている。

舞の海の取り口

舞の海の最大の特徴は、体格差を技術で補ったことだった。

正面から力勝負をすれば大型力士に不利になるため、立ち合いから相手の懐へ入り、相手の体勢を崩して勝機を作った。

左四つからの下手投げなどを得意としたほか、内掛けや外掛けなどの足技も使った。

さらに、立ち合いで相手の意表を突く「猫だまし」なども見せた。

多彩な技を持っていたことから、「技のデパート」と呼ばれた。

舞の海のプロ生活

舞の海は初土俵からわずかな期間で番付を上げ、1991年には新入幕を果たした。

幕内では大型力士を相手に技術を駆使して勝負し、1994年には最高位となる小結へ昇進した。

三賞では技能賞を5回受賞しており、その技術力は高く評価された。通算成績は385勝418敗27休、幕内通算成績は241勝287敗12休と記録されている。

1999年11月場所を最後に現役を引退した。

舞の海の実績

舞の海の最高位は小結。

幕内優勝はなかったものの、技能賞を5回受賞した。

また、小柄な体格を補うために多彩な技を使いこなし、横綱・大関級の大型力士を相手に何度も勝負を挑んだ。

引退後は相撲解説者として活動し、現在も大相撲を伝える存在として知られている。

舞の海はどんな力士だった?

舞の海は、体格のハンデを技術と工夫で補い、大相撲の第一線で活躍した力士だった。

特に多彩な技を持ち、相手によって戦い方を変える相撲は大きな魅力だった。

最高位は小結だったが、「小兵でも技術次第で大型力士と渡り合える」ということを、多くのファンに印象づけた力士だった。